家庭の夕べ:わたしの体は神から与えられたものである

「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち,神のかたちに創造し,男と女とに創造された。」(創世1:27)
わたしたちの体は神の形に創造されました。 わたしたちの体は天の御父からの賜物であり,それによってわたしたちは死すべき状態で経験を得て,さらに天の御父のようになれるのです。 このことを知っていれば,自分の体の取り扱い方や,天の御父と自分自身についての感じ方が変わります。 わたしたちは自分の体を神によって創造された神聖な神殿として取り扱うとき,肉体的,情緒的,また霊的な祝福を得ます。 わたしたちが神のすばらしい賜物に敬意を示すことのできる一つの方法は,ポルノグラフィーと関わりがある性的な不品行を避けることです。 ポルノグラフィーとは,どのようなものであれ,不適切に性的な感情をあおる形で,あるいはあおることを意図した形で人間の肉体や性的な行為を描写,あるいは表現しているものを指します。 それは雑誌,本,テレビ,映画,音楽,またインターネットなど数多くのメディアを通してばらまかれます。 わたしたちはこのような素材に出合うときに,霊的な健康を維持し,さらなる関わりを持たないようにする方法で対応できるように,自分自身を備えなければなりません。
霊的に備える
以下の聖文と資料は,あなたがこのテーマに関する教義について知識を深めるのに役立つでしょう。 これらを学びながら,子供たちに教義を教える方法についてよく考えてください。
創世1:27(神はわたしたちを御自分の形に創造された)
1コリント3:16-17;6:19(わたしたちの体は宮〔神殿〕である)
アルマ40:23(復活によってわたしたちの体と霊は再び結合する)
教義と聖約93:33-34(わたしたちは完全な喜びを経験するために体が必要である)
デビッド・A・ベドナー,「あなたがたは神の宮であって」, Ensign, 2001年9月号,14-21
スーザン・W・タナー「肉体の神聖さ」『リアホナ』2005年11月号,13-15
ビッキー・F・マツモリ「わたしの体はかみのみやです」『リアホナ』2011年8月号,64-65
ビデオ:「動かされないようにしなさい」
『若人の強さのために』「服装と外見」(小冊子),6-8
「この体は神の宮」『子供の歌集』73
『良い親になるために』(子供たちに「親しい交わり」について教える,1985年)
教義を紹介する
わたしたちの体は神から与えられているものであるという教義を紹介するために,次のアイデアから選ぶか,あなた自身の方法を考えてください。
- 子供たちが体についてすでに何を知っているかを確認する。 わたしたちの体を創造されたのはどなたであって,なぜ体は特別なものであるのか尋ねる。 体をどのように尊ぶことができるかについて話す。 子供たちに,体が大切であることについて何か分からないことがあれば質問するように促す。
- 家族の誰かの写真と神殿の写真を並べて見せる。 どのような点で体は神殿に似ているか尋ねる(1コリント6:19参照)。 各人に,体と思いを清く健全に保つことがなぜ大切なのか,その理由を述べてもらう。
- 家族の一人に,多くの時間を費やして努力をして何かを作ったときのことを話してもらう(例えば,絵画,エッセイ,その他の作品)。 「その作品にどのような気持ちを感じましたか。」 「このことから,神がわたしたちの体の創造主としてわたしたちに感じておられる気持ちについて何を学べますか。」
- 神殿の近くに住んでいる場合,神殿の敷地で家庭の夕べのレッスンを行うことを考慮する。 神殿の神聖さと,建物と敷地の美しさについて話し合うとよい。
一緒に学ぶ
御霊の導きに従い,あなたの家族の年代とニーズにとって適切な活動を以下の中から一つまたは複数選んでください。 体が大切なものであり神聖なものであることを教えた後,家族がこの教義を,ポルノグラフィーを避けることとそれに適切に対応することにつなげるように助けてください。 ポルノグラフィーとは何かについて年齢に合った説明をする必要があるかもしれません。
子供向けのアイデア:
- 家族の写真を見せる。 神がわたしたちの体を創造してくださったことと体は特別なものであることを教える。 その後,家族の各人のために「わたしの体はかみのみやです」から活動を印刷する。 その活動を行うときにわたしたちの体にとって何が良く,また何が悪いかを教える。
- 家の中で探し物競争を行う。 果物と野菜,運動器具,慎み深い服,日焼け止め剤,練り歯磨き,石けん,水差し,ビタミン剤,救急用品など,体を手入れしたり尊んだりするために用いることのできる物のリストを作成する。 全員に5分の時間を与えて,リスト上の物をできるだけたくさん見つけてもらう。 その後,一緒に集まって,見つけた物を分かち合い,体の手入れをすることの大切さについて話す。
- 初等協会の歌「この体は神の宮」を家族に教える。 神殿の絵に色を塗りながらその歌を聴くか,その歌詞では体について何が教えられているか話し合う。
青少年向けのアイデア
- 前中央若い女性会長のスーザン・W・タナーはこう言っている。「肉体を真に神殿として扱ったら,どうなるでしょうか。」 家族で話し合うために,「肉体の神聖さ」についてのタナー姉妹の話から一つか二つの言葉を選ぶ。 彼女の質問への答えについて一緒に話し合うか,家族に時間を与えて各自の日記に自分の返答を書いてもらう。
- メディアが人の体をどのように描写しているか,家族で話し合う。 これを行うために,話し合うか,それぞれ紙にリストアップしてもらうか,あるいは大きな紙かホワイトボードにリストアップする。 その後,「動かされないようにしなさい」を一緒に視聴する。 ビデオを視聴した後,全員に,神はわたしたちに自分の体をどのように見るよう望んでおられるか別のリストを作ってもらう。 この活動から学べる事柄と,学んだことを応用できる方法について話し合う。
- 家族の一人に,デビッド・A・ベドナー長老の話“Ye Are the Temple of God”を読んでもらう。 わたしたちの体の取り扱いが地上における目的とどのように関連しているかについて学べる事柄を分かち合ってもらう。
行動するように勧める
家族に,自分の体をどのように尊ぶつもりか考えて,分かち合うように勧めてください。 リストアップして,それを家族がよく見る場所に貼ってください。